自然の恵みと人間の英知2<大豆の取り出しを脱穀機で>

アンプラグド とか オフグリッドとかおしゃれな言い方が流行っていますが、まあ、要するに電気ついてないという事ですね。

何でも電気を使うのは一見便利なようで、不便だったりします。

80~90年代、保温ポットが電気ポットになって、そして次はマイコン搭載だったけど、お湯沸かすのにマイコンいるんか?と思ったものでした。

だってサーモスタットでいいやんか。そして、お湯を入れるときに上からぐーっと押さなくても指一本でお湯が出るという、CMがありましたが、お湯が沸いた後テーブルまで持って来たらコンセント外れてお湯が出ないという不便があったのでした。

と、前置きが長いですが、そして今回の英知は、足踏み脱穀機。畑でコンセントがなくても、脱穀ができる。これを使って、大豆を殻から出しました。

豆の取り出しに活躍

 

今回使った脱穀機を大豆の豆の取り出しを例にお見せします!

 

まず、収穫した大豆を1週間ほど枝ごと乾燥させます。

 

乾燥後

 

ちなみに竹西農園さんのビニールハウスをお借りして中で干しました。全面的に竹西農園さんのご協力を得ています。竹西農園さんの道具をお借りし、やり方は、お母さんに教えてもらってます。ありがとうございます!

乾燥したあと、いよいよ、脱穀機の登場です。片足で立って片足でペダルを踏んでU字に曲げた針金のついたドラムを回します。これが、うかつに踏むと反対回りするのです。教えてくださった85才のお母さんは、踏み込む力の加減で回転方向をコントロールされてます。まねしてみたものの、、、最初は、ペダルを反対に動かしたりして回転方向を整えてから踏み始めてました。

ドラムにあてて外れた豆が飛んでいかないように布をかぶせています。これをめくると下に豆が落ちているという状況。

 

ドラムに豆の枝を当てます

 

 

そのうち慣れて、両手で枝を持ってバリバリバリと出来るようになりましたよ。(動画、音が出ます)

 

あんまり強く踏んでガランガラン回しても、豆に傷がつくし、枝ごと取れたりして、調子に乗って回してたらダメでしたね。

下の写真右側がみたいに、結構枝も一緒にとれてました。

 

脱穀機の後ろに落ちた枝と豆

 

本当にこの脱穀機を貸してもらえたおかげで早く豆を取り出しすことができました。脱穀機を使わないと、豆のついた枝にシートをかぶせて上からたたいて落とすようですね。豆が乾燥していると、殻に少しの衝撃を与えるとはじけるのです。もし、刈り取らないでそのままおいていると殻がはじけてなかの豆が飛び出します。その後は、殻がねじれてます。そんなことも考えたあの殻の形なんですよね。うまくできてますー

豆が飛び出した後

 

昔は、これでお米を脱穀していたんですよね。果てしなく回していたような気がする。田んぼ一反分の稲とか、、、一家に何台もあったのでしょうか。。。。

でも、85才のお母さん、片足で立って回してますよ。すごいわ。昔取った杵柄でしょうか・・・

 

 

脱穀機にかけたばかりの状態

 

殻から取った豆を、集めてゴミを分けます。これも、お母さんに聞いたら「しゃっしゃっとすんねん。」でしゃっしゃってやったけど、ゴミと豆が一緒に動いて分かれてないという事態。よく観察すると、ちょっと回す感じでやるといいみたいですね。出来ました!

次は、豆を乾かして、(ちょっとビニールハウスに置いといてもらいました)選別です。

 

4人がかりで選別

 

結局この後、種の豆も選別して、合計3回選別しました。

 

選別完了

今年は5キロほどの収穫。畑ヘルパーさんで味噌にします!

味噌づくりの様子はまた。

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