自然の恵みと人間の英知<干し柿づくり>

なんと大げさなタイトルでしょう!

と思う人もいるでしょうが、私は初めて体験した時に感動してそう思ったんです。

里山資本主義という本も出ていて、なんとなく山には恵みがあるのかと思っていましたが、週に2回ほど田原へ通うようになって今までお金で買っていたものの半分近く、言い方を変えれば「買わないと手に入らない」と思っていたものの半分は山や田んぼの脇のあぜ道にあるのです。

柿にはもちろん持ち主がいるのですが、いっぱいあるからいちいち採ってる人が少なくて、あちこちになっています。

 

 

竹西農園さんの干し柿づくりへの参加は今年で2回目です。去年は柿のなる年で3000個ぐらい一本の木から採れたので今年は裏年とのことでしたが、数は少ないものの大きくて、干し柿にするには丁度いいサイズと形でした。

この柿は、例の竹で採ります。もちろん高枝切狭も使うのですが、この竹が優れもの。

名前は「はさんばり」。。。たぶん挟むが語源と思います。奈良弁入ってます。

 

 

この裂け目が曲者。壊れて割れているのではないのよ

 

 

最初見た時は、この竹で柿を叩き落すのかと思いきや、この先の割れている間に柿の枝を挟んでねじって枝を割ります。そうすると、裂けているところで枝が挟まって柿が落ちない!すごい。すばらしい。

勇敢なポーズですね。柿とり中ですが。

木に登っても使います。これは高枝ばさみ

大粒で綺麗なオレンジ色→柿色ですね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

収穫した柿。今年は3箱

 

たくさん柿を取ったら、皆で剥きますよ。2~3時間ぐらい、お話したり、黙り込んだり。

 

 

真剣に取り組んでます

 

 

農家さんのお母さんはテレビ見ながらでも出来るみたい。

それと、包丁を持つ方の手の親指が包丁の歯があたって痛くなるので、布を巻いてます。

 

後は、風と気温とが美味しい、柿にしてくれるのです。

もっとおいしくするには、しっかり揉まないと!これが足りないと固い柿になってしまいます。

 

ギューギュー押します。親指が痛くなるぐらい

 

こうやって約1か月、おいしい干し柿の出来上がりです。少しトースターで焼いて、干しイモみたいに食べても美味しいし、甘くて、おやつにはついつい食べ過ぎてしまう。

ドライフルーツって言い方変えるとおしゃれな感じがしますね!刻んでパンケーキに入れたりしてます。

干し柿ってわざわざ買って食べなかったけど、おいしさに目覚めたのでした。

 

 

 

 

 

 

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